auto-approve
自動承認メニューでは、Clineが自動で実行できる操作について細かい権限設定を行うことができます。

仕組み
デフォルトでは、Clineはファイルの読み取りや書き込みを含め、すべてのツール呼び出しの前にユーザーの許可を求めます。
Clineに確認なしで実行を許可したい操作がある場合は、そのツールに対して自動承認権限を設定できます。
権限オプション
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プロジェクトファイル読み取り
- Clineが現在のワークスペース内のファイルを確認なしで読み取ることを許可
- すべてのファイル読み取り
- ワークスペース外のファイル(システムファイル、設定ファイルなど)への読み取り権限を拡張
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プロジェクトファイル編集
- Clineが現在のワークスペース内のファイルを確認なしで変更することを許可
- すべてのファイル編集
- ワークスペース外のファイルへの変更権限を拡張
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安全なコマンド実行
- モデルが非破壊的と判断したターミナルコマンドの実行を許可
- すべてのコマンド実行
- 確認なしで任意のターミナルコマンドの実行を許可
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ブラウザ使用
- Clineがブラウザツールを使用してWebコンテンツを取得することを許可
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MCPサーバー使用
- 拡張機能のためのMCPサーバーへの接続と使用を許可
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最大リクエスト数
- 入力を求める前にClineが連続して実行できる自動操作の数を設定
ベストプラクティス
個人的には、自動編集機能は無効にしておくことをお勧めします。これにより、各ステップで変更内容を確認する機会が得られます。
多くの本格的な開発ワークフローでは、以下から始めることをお勧めします:
- プロジェクトファイルの読み取りアクセスを自動承認
- 合理的な最大リクエスト制限を設定(10-20回)
これにより、Clineは常に中断されることなくコードベースを探索する十分な自由度を得られ、同時に編集や潜在的に破壊的な操作には許可が必要な状態を維持できます。
特定のプロジェクトでClineの能力に対する信頼が築かれるにつれて、快適さのレベルに合わせて権限を段階的に増やすことができます。
これらの設定は必要に応じていつでも調整できることを覚えておいてください。重要な本番作業では権限を厳しくし、プロトタイピングや探索時には緩くします。
クイック「スター」アクションを使用して、自動承認の選択を必要に応じて素早くオン・オフ切り替えることもできます。